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経口避妊薬失敗の妊娠率は?

心配する女性

望まない妊娠を回避する方法としては、昔からさまざまなものが編み出されていますが、経口避妊薬(低用量ピル)を服用する方法は、そうしたなかでもかなり確実性の高いものとなっています。

経口避妊薬には、卵胞ホルモンと黄体ホルモンの2つの作用をもつ合成物質が適切な量だけ含有されているため、毎日服用を続けることによって、卵巣からの排卵が抑制されます。
また、仮に受精した場合であっても、子宮内膜が十分な厚さにならないため、その着床が防止されます。
このことによって、妊娠が成立しなくなるため、例えばゴムなどの物理的な手段と違って、高い避妊効果を発揮することができるのです。

例えば、ゴムによる避妊を1年間続けた場合、避妊に失敗して妊娠する確率は、それが理想的な状態で行われていたとしても、3パーセント程度に達するものとされています。
実際には不適切な方法で使用されることもあるため、妊娠する確率はさらに大きくなるものとみられます。

いっぽう、経口避妊薬による場合ですが、同様の理想的な使用方法による場合の妊娠率は0.1パーセントとされており、使用方法さえ誤らなければ、避妊効果としては100パーセントに限りなく近いものとなっています。
こうした経口避妊薬については、わが国での医薬品としての承認を受けるにあたり、事前にその効果を確かめる臨床試験などが行われていますが、この0.1パーセントにあたる失敗例というのは、いわゆる飲み忘れが原因となっています。
経口避妊薬による避妊を確実なものとするためには、何よりも使用上の注意にしたがって、生理周期にあわせた28日分の錠剤を、毎日、決まった時刻に飲むことを忘れないということが、もっとも重要になります。